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●「ハシゴ」

新宿にて「この子は邪悪」「ブレットトレイン」の二作を鑑賞。

「この子~」は70~80年代に大量に生み出された考証がしっかりしてるとは言い難い少女向けホラーコミックを彷彿とさせる内容だった。想像の斜め上を行く狂った着地点にただただ驚愕。狂気の映画体験という意味では有意義だったけど賛否両論になりそうだな。

「ブレット~」はおそらくタランティーノのキルビルを観た人ならだれでも考えた「俺だったらこうしたであろう」という考え(いわゆる"ぼくのかんがえたキルビル"というやつ)を金をかけて映像化たような作品。本家同様に日本のポップミュージックも引用されていて列車内でのチャンバラシーンのBGMに麻倉未稀の「ヒーロー」が流れて思わず吹いてしまった。

惜しむらくは、まず間違いなく日本でのロケがほとんどおこなわれていないこと。劇中に出てくる日本はCGとセットを併用したとおぼしき謎の日本のオンパレードだった。今作の場合は撮影期間がコロナ禍とぶつかっていたのかもしれないけど、あいかわらず国内の撮影は規制も多いのだろうな。せめて東京ぐらいは緩和してほしいけど今はどうなってるのだろう?

ひさしぶりに映画のハシゴをしたけど全然疲れなかった。今月は洋邦ともに期待作が目白押しだ。片っ端から観に行くつもりである。


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