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●「伝えることの難しさ」


タイと香港で「君の名は」の公開がスタートしたとのこと。先行で公開された台湾と同様に現状の興行収入は中々のものらしい。

で、関連の情報をネットで読み漁っていたらシンガポールで「君の名は」を観てきたのだけど、シンガポール人の友達の感想が「むかつく」だった。というブログ記事に行き当たった(http://www.sinlog.asia/entry/2016/11/15/124325)。


以下その抜粋。↓↓


極めつけは、糸守町に隕石が落ちたけど、最終的に隕石落下の当日には避難訓練があって全員助かっていた。という何ともわざとらしい理由づけがされていたこと。これについては自分の疑問を解消してくれるページを発見しました。
しかし、図書館の糸守町の犠牲者名簿にはっきりと記されていた三葉とその友達の名前。これはどう説明するのだろうと思いました。ドラゴンボールの世界の悟空みたいに、三葉やその友達(テッシー&サヤちん)が蘇ったとでも言うのだろうか。
数年後の2021年。瀧視点の場面で、テッシー&サヤちんが登場した時、後ろのローカル女性軍団は「おぉおおおおお」とコーフンしていましたが、正直自分はこの時「えぇええ?何でやねん!」と思っていました。

別に難しい話じゃなくて惨事の日に三葉と入れ替わった瀧が歴史を改変したってだけの話で、そんなもん別に他人の知恵袋の質問の回答なんぞ見なくてもわかりそうな話なんだが・・・ああ、それが理解できない人間が存在するのか。

図書館の犠牲者名簿は、描写こそ無いけど改変後の世界にはおそらく存在してないんだろうさ。なんせ皆助かったんだからね。

というか、三葉と入れ替わった瀧が惨事を回避するために懸命におこなった爆破等の一連の行動を、この人は何だと思って見てたんだろうか?

去年「スキャナー記憶のカケラを読む男」という映画を観たのだが、劇中で説明台詞が多くてウンザリした。観てる客のことをバカにしてるのかとイライラしたけど、上記のブログ管理人のような人が特別じゃないんだとしたら、それも納得できる。

ようするにSFとかホラーとかサスペンスなんかの映画で、観はしたものの内容が理解できずに映画館を後にする人が案外大勢いるんだろうな。

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