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●「夜明けの夢」

凄く尊敬してる年下の青年から手ひどいダメ出しの手紙をもらうという夢をみた。彼は映画の撮影スタッフとして第一線で活動している人間で、以前に二度ほど現場で一緒だったことがある(正確には彼が大学生の頃から知り合いだった)。手紙の内容は、その二度の現場における私の素行に対する批判で「遅刻した」「撮影合間の態度がへらへらしていて現場を舐めてる」「演技が酷かった」等々・・。

最後のひとつは認めるとしても最初の二つは全然覚えがない。いや忘れてるだけか?手紙の結びには私の舐め切った態度に精神的な苦痛をこうむったとして75000円の慰謝料の請求が記載されていた。馬鹿な話だと思われるかもしれないけど夢の中で私はその額を払う決意をした。そんだけ彼のことを尊敬しているのだ。たぶん現実の世界で同じ請求をされても払う決意をしてしまうかもしれない。75000円の内訳が激しく不明ではあるが。

目が覚めたら寝汗ぐっしょりだった。

そんな夢を見た原因は、さいきんの彼の活動が第三者の「いいね!」でFacebookのタイムラインに頻繁に流れてきたせいだと思う。自分がとうてい出られそうにないバリバリの商業作品にスタッフとして参加していて、ずいぶん先を越されてしまったなーと寂しい思いにかられていたのだ。私はこうして彼のことを時々思い出すことはあっても、彼は私のことなんぞ思い出すことはないんだろうな・・とも。

以前からネット等でオーディションの情報を探すのを日課にしているのだが、最近は条件の合った案件がなかなか見つからない。一番の原因は年齢だろう。自分の年齢に近い役柄というのはどんどん少なくなってきている。その他にもオーディションの日程的な都合がつかなかったりとか。そんな中で役柄の年齢設定とか日程とか、いろいろ都合のいい案件が今月末にあるのを発見した。ただ内容を確認すると演技的に要求される部分が高そうで二の足を踏んでいたのだ。というか受ければ確実に落ちる案件だと思う。

でも、まあ受けようと思う。上記の夢を受けるきっかけにするのはちょっと癪だが、ボコボコにやられたとしても意味不明の理由で75000円払うよりはましだろうw。真面目な話、最近の私はいろいろな面で最悪になりつつある。かつての私の事を少なからず知っている人間が今の私を見たら激しく失望するんじゃないだろうか?



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