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●「記憶」

午前中に新宿に出かけていたのだが、帰りに国分寺まで戻ってきた際、ポケットに手をつっこむと自転車の鍵がない事に気がついた。ズボンと上着の全部のポケットに手を突っ込んだが、どこにも無い。さては鍵をつけっぱなかと駐輪場に行ってみると今度は自転車をどこに止めたのか全然思い出せない・・。さんざん途方に暮れた後、実は家から国分寺まで歩いてきたことを思い出して愕然とした。国分寺まで戻ってきたとき、なんの疑いもなくポケットに手を突っ込んで自転車の鍵を探した自分の心理状態ってなんなんだろう。しかもその時(おぼろげではあったものの)駐輪場に自転車を止めた光景まで頭に思い描いているのだ。過去の出来事の記憶を自分の都合のいいように改ざんするようなことは時々あるし、そのことは自分でも自覚してるけど、半日という短いスパンの出来事でそれが起こるというのは、ちょっと大げさだけど生まれて初めてのような気がする。あるいは若年性の痴呆が進行中だったりして。なんかどう考えてもゾッとするわ。

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