1/13



●「新年一発目」

新宿バルト9にて「悪と仮面のルール」鑑賞。

事前の情報で横溝正史の「真珠郎」と東野圭吾の「白夜行」を足して2で割ったようなストーリーかと想像したけど、それはちょっと期待値のハードルを高く設定しすぎたかな?

序盤でいろいろな要素が提示されて中盤までは正直わくわくして観ていたが、終盤の失速にガックリ(T_T)。

主人公は邪悪な人間となるべく育てられた・・らしいのだけど、劇中で殺すのは二人だけ。しかもヒロインを守るのが動機で、なおかつ二人ともクズなので共感できてしまう。それって普通の主人公だよな。主人公を"稀代の殺人鬼"と紹介している記事をみたけど、それはちょっと違うんじゃないだろうか。

そして、これといったアクションシーンや残酷シーンもなく、背景のいまいち不明な登場人物たちが、大仰な長台詞のやりとりをしているという印象。

新年一発目の映画鑑賞にしては少々フラストレーションの溜まる一作だった。


コメント